2023年7月27日(木)〜8月4日(金)まで家族3人でダイアモンドプリンセス号で子連れクルーズしてきました。ツアー名は『ねぶた祭に沸く青森と韓国』ということで、横浜を出港し九州から韓国の釜山、東北へ移動し帰ってくるルートでした。この記事では費用をすべて公開しています。
結果的に子連れクルーズ旅行は最高!
・目的地へ移動のストレスがないまま色々なところに行ける
・飲食がいつでもできるから店を探さなくて良い&子どものペースに合わせられる
・外国人スタッフが多くて普段と違う経験ができる
・船の中にも子どもが楽しめる施設や演奏会などがあり家族みんなで楽しめる
子どもの現在→1歳5ヶ月、歩ける、歩くのが好き、お昼寝必須、離乳食ほぼ完了で幼児食もものによっては食べられる、食べることに消極的、意志の疎通がまだほぼ取れない
予約
ツアーと代理店選び
クルーズプラネットというクルーズ専門旅行代理店にて2023年3月に予約
予約手順
1.気になっているツアーをホームページでチェック
2.来店またはオンライン相談の予約をホームページから申し込む
(我が家はオンライン相談を選択。初めての人は一応説明を聞くのをお勧め)
3.相談日までに質問事項を考えておく
4.相談当日、オンラインで対面なしの会話をする。聞きたいことはここで全部聞きましょう
先方がすぐに回答できない場合は後ほどメールで回答を送ってくれる
5.コースを決めたらホームページから申し込み
6.これ以降は代理店の指示のもと入金したり、申込書・保険の申込などを行う
宿泊した部屋
部屋の種類は内側(窓なし)、海側(視界不良)、海側(視界良好)、バルコニー付き、スイート、という感じでグレードアップしていく。
我々は「部屋でくつろぐより寝に帰ることが多そう」「バルコニーは万が一の落下等を考えると怖い」という理由から部屋にお金はかけずに内側の部屋を予約。しかし当日チェックインすると海側(視界不良)の部屋にアップグレードされていた。
部屋に入ってすぐがクローゼットスペース。洗面所、トイレ、シャワーブースがドアの中に。部屋のスペースにはダブルベッド、テレビ、引き出し付きのドレッサースペース。
部屋の設備→ハンガー多数、ドライヤー、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、冷蔵庫(冷凍スペースなし)、グラス、マグカップ、電気ケトル、テレビ、椅子一脚、サイドテーブル
我々はベッドを壁際に寄せて子どもと大人1人がダブルベッドで寝て、エクストラベッドで大人もう1人が寝るようにした。たまに3人でダブルベッドで寝たけど1歳児なら狭くはないくらいちょっと大きめのベッド。
結論、窓があって良かった。視界不良だけど景色が見られないほどではない。子どもがずっと外を見て楽しそうにしていたのと、朝になった時に自然に明るくなるのが良かった。
コロナの感染拡大があったことにより、全船部屋の絨毯と壁紙とカーテンを取り替えたそうだ。なのでかなり綺麗な状態。
スケジュール(概要)
※詳細は各日別の記事をご確認ください。船の詳細な紹介やフォーマルナイトの様子なども書いています。
1日目
船にチェックイン
避難訓練、夕飯
2日目
1日中クルーズの日
朝食、船の探検、キッズセンター訪問、昼食、フォーマルナイト、カジノ
3日目
鹿児島に到着
朝食、鹿児島散策(停泊約9時間)、夕飯
4日目
韓国の釜山に到着
朝食、釜山散策(停泊約8時間)、夕飯
5日目
1日中クルーズの日
朝食、昼食、アフターヌーンティー、パターゴルフ、フォーマルナイト
6日目
秋田に到着
朝食、秋田散策(停泊約10時間)、夕飯、夏祭りイベント
7日目
青森に到着
朝食、青森散策(停泊約15時間)、ねぶた祭り
8日目
1日中クルーズの日
子ども向け特別朝食、最終日特別昼食、船の探検、最終日特別夕飯、荷物整理、泉の湯(船上大浴場)
9日目
下船日
朝食、下船、荷物回収、帰宅
乗船準備
いろいろな説明は乗船前に配布される「アンサーブック」に記載されている。ウェブでも確認可能
ダイアモンドプリンセス・メダリオンクラスアプリ
船内では基本的に全員「メダリオン」というメダルを持ち歩く。非接触でほとんどのことができるのでかなり便利。
例えばレストランで予約表を見せなくても、近づくだけで自分が誰なのかスタッフの人が端末で確認することができる。船内での支払いも全てメダリオンで行う。
「メダリオン」と連動させるのが「メダリオンクラスアプリ」で、アプリからはチェックイン、レストランの予約、アクティビティの予約、GPSによるお互いの居場所確認等が可能になる。
「クルーズプラネット」では必ずダウンロードするようにと指示があったため、自力でダウンロード。普段スマホを自ら使用している人には難しいことは何もなかった。
使い方やダウンロード方法の指南は本ブログでは行わないため、とりあえずダウンロードしたほうが便利だよ、というのと、夕飯の予約はしておいた方がいいよ、ということだけ伝えておきます。
旅行保険
クルーズプラネットの「キャンセルサポート」というキャンセル保険を申し込み。旅行申し込み書が送られてきた際に案内が同封されていた。
1歳児はいつ病気になるか分からないことと、旅行代金が高いため加入。
クルーズ代金の約7割補償で費用は1,500円×3人=4,500円。
旅行保険はほぼ国内と、韓国もリスクが低いと判断してマリオットボンヴォイカード利用付帯の保険で家族全員分カバーできると判断し別途で入らなかった。
持ち物
大きい荷物は事前にダイアモンドプリンセス指定の宅配サービスを申し込むことができる。東京からだと荷物1つで往復5,000円だった。集荷が出発の11〜5日前だから、普段使うもの以外を入れて1つ発送した。(案内ページはあるが金額等ルール変更がありそうなため参考までに)
いろいろ必要なものがあるが、ほぼ国内に停泊するため、必要なものは忘れても都度購入できると思って良いと思う。
▼洋服関連
・フォーマルナイト用の服(男性はスーツかワイシャツ、女性はワンピースでOK)
・フォーマルナイト用の靴(スニーカーではなければヒールじゃなくてもOK)
・泊数分の服(洗濯・乾燥機があるため全部はいらないと思う)
・着替え(夏のクルーズは暑すぎて何度も着替えた)
・パジャマ(バスローブは備え付けにあるため必要であれば)
・レインコート(雨の中ベビーカー押すかもしれない想定)
・ビーチサンダル(プールエリアや船内をふらつく時に便利)
・帽子
▼洗面用具関連
・シャンプー、コンディショナー(備え付けはいまいちだったから持ち込み推奨)
・歯ブラシ(アメニティにない)
・洗顔、化粧品関連(いつも使っているものを持ち込み)
・髭剃り
・メガネ、コンタクトレンズ
・体を洗うためのスポンジやタオル(備え付けタオルは分厚い)
・ヘアアイロンは持ち込みNG
▼子ども関連
・子ども用麦茶(船内に水とジュース以外の子ども向け飲料はない)
・離乳食(結局、船内の食べ物が気に入りこれは食べずだった)
・おむつ(おむつ外れていないとプール不可のため通常のもののみ、乗船前購入で持ち込み)
・鼻水吸引機(途中で風邪ひいたら使うため)
・解熱剤、氷嚢、冷えピタ、ORS等風邪グッズ(医務室はあるが念の為)
・ベビーカーとレインカバー
・水筒、ベビーマグ、うどんカッター、スタイ等食事グッズ
・虫除け、ムヒパッチ等の虫刺されグッズ
・爪切り
・iPad(寄港地から外に出た時に使う用)
・子どもが好きなおもちゃやシールブック等
▼その他
・携帯、充電器
・延長コード(コンセントがある場所が少ないため必須)
・ウェットティッシュ、ティッシュ
・小さいピンチ付き物干し(子どものスタイを干したりするのに使用、ハンガーは服をかけるのに使い切ると思うからちょっとしたものをかけるのに便利)
・ペットボトルにつけられるスプレーヘッド(畳まれていた服の皺取りで霧吹きするため。アイロンは洗濯ルームに行かないとない&数に限りがあるためある程度はこれで乗り切った)
・洗剤(洗濯をこまめにできないため、子どもが少し汚したときは洗面台で洗った)
・1泊分の洗面用具&荷物が入るバッグ(最終日は夕飯の時間くらいに大きな荷物はすべて回収されるため、1日分の洋服や使い捨てできる洗面道具や着ていたものを入れるバッグが必要)
飲み物食べ物は基本的に持ち込みに制限はない。アルコールはワインまたはシャンパン(750ml以下)を大人1名につき1本まで持ち込み可能。
ドレスコード
夕飯前と夕飯以降でドレスコードが異なり、夕飯前までは基本カジュアル(短パン、タンクトップ等)でもOK。何かを気にする必要なし。
夕飯以降はスマートカジュアルとフォーマルの日があり、こんな感じで公式では説明されている。
実態はスマートカジュアルは「高級」ではないドレスコードのないレストランに少し気を使った格好で行く、くらいのレベルでOK。とはいえTシャツ短パンで来る男性も普通にいる。女性もちょっとパリッとしたTシャツでも浮くことはない感じだった。
フォーマルは結婚式というよりは結婚式の2次会レベルでOK。スマートカジュアルっぽい格好でも浮くことはないくらい、割とカジュアルな人が多い印象。おしゃれする人はバリバリドレスや着物を着るけど、とにかく人が多く誰も周りが何着ているかは気にしていないから、正解や間違いもない感じ。流石にTシャツでは浮くかなぁくらい。
我が家は、フォーマルナイトでは夫→ダークスーツに革靴、私→セットアップのパンツスーツにフラットシューズ、子ども→ワンピースにアティパスのフォーマルシューズだった。
子どもはフォーマルではない服の子もたくさんいたので過ごしやすさと親のエゴで決めて良いかと。私は子どもを抱っこするシーンが多いためヒールはやめてフラットシューズにしたけど、別に誰も何も言いません。
インターネット(海上・船内)
国内寄港地では携帯やポケットWifiは当然つながるが、海上は電波が届かない。
海上でインターネットを使いたい場合はダイアモンドプリンセスが提供するWifiを使用するしかない。
使用は基本のクルーズ料金にプラスして、付加サービスを受けられるプラン(プリンセス・プラス等)に申し込むか、Wifiのみ1日単位で申し込むかのどちらか。
プリンセス・プラスは1日1人10,000円以上の追加料金になるため、Wifiのみ1日単位での申し込みを選択。終日航海の時の1日だけ契約した。料金は4デバイスまで接続できて24時間39.99ドル(約5,758円)。その時以外は契約せず程よくデジタルデトックスできた。
インターネット(海外・韓国)
クルーズの途中で寄港するため、ポケットWifiなど受け取りが必要なものは不可(現地で受け取りできるものもあるが、時間がもったいないと思う)
UQモバイルを契約しているため、「世界データ定額」というサービスを申し込み24時間490円で利用できた。事前に予約して、現地で使うだけだからかなり簡単。各携帯会社ごとに色々あるからプランをチェック。
端末がSIMロック解除済みならeSIMを試すのも良さそう。KKdayだと1日200円台から使える子ども(ベビーカー)暑さ対策
夏の旅行は半端じゃなく暑かった。大人の暑さ対策は書くまでもないが、子どもの暑さ対策は本気でやっていかないと危ないレベル。そしてベビーカーや子どもの背中に保冷剤つけることあるけど、クルーズ船には冷凍庫がないため持ち込みの保冷剤は凍らすことができないので注意。
我が家の対策は服装や水分補給、日影をなるべく通るなど一般的なこと以外で以下を購入しました。
スモルビが出しているサンシェード。ベビーカーはサイベックスのリベルを使用しているが屋根を下ろしても結構日に当たってしまうので追加でサンシェードをつけていた。つけた状態で電車の改札もギリギリ通れる
凍らさなくても室温や冷蔵庫で固まるネックリング。赤ちゃん向けのXXSサイズもあってよかった。ただし我が子はこれが気に入らなくてほぼつけてくれず。
冷風が出るハンディ扇風機。ベビーカー用ではないので別途100均でゴムバンドを購入し装着。
汗は蒸発する時に体温を下げる役目があるため、高い外気温の時に風が出るだけの扇風機だけ使うと汗だけが乾いて体温が上がったままになる。なので普通の風が出る扇風機は赤ちゃんには逆効果。
冷風が出る扇風機なら体温も下がるかなと思い購入。どちらにしろ使うときは定期的に子どもの様子確認が必要。
クルーズの寄港時間は限られているので無理しがちだけど、暑いときは無理しないことが一番!
1歳児のパスポート写真
韓国の釜山に寄港した際の記事に詳しく書いています
費用
クルーズ関連
項目 | 金額 | 備考 |
クルーズ代金 | 104,000×3人=312,000 | ・1歳児も大人と同様の料金1 ・申込後すぐに1/3くらいの料金を払い、残りは指定期日までに支払い |
租税、手数料および港湾費用 | 14,402×3人=43,205 | ・変動するものなので最終的に少し返金された |
荷物宅配 | 5,000×2つ=10,000 | ・スーツケース2つ往復料金 |
キャンセル保険料 | 1,500×3人=4,500 | ・旅行代金が大きいので加入 ・代理店で紹介された保険に加入 |
船員へのチップ | 16ドル×8日分×3人=384ドル (約55,296)2 | ・デフォルト1日16ドル設定で毎日全員分かかる ・船内で申請すると金額変更できる |
船内インターネット | 39.99ドル(約5,758) | ・24時間 |
飲み物 | 8ドル×2人×7日=112ドル (約16,128) | ・船内夕飯の日はお酒をそれぞれ1杯ずつ飲んだ |
洗濯 | 3ドル+3ドル=6ドル(864) 1.5ドル(216) | 洗濯+乾燥(それぞれ1回) 洗剤(1回分) |
写真 | 21.99ドル(約3,166) | ・船内撮影した写真を1枚購入 ・ダウンロードのみ |
泉の湯 | 25ドル×2人=50ドル (約7,200) | ・展望浴場 |
合計 | 458,333円 | ・410,501(絶対かかる費用=緑セルのみ合計) |
※各寄港地の費用はそれぞれの記事にて記載予定。
よく見る広告で「クルーズが10万円〜!」とかあるが、寄港地について外に出ないとしても、
表示されているクルーズ代金に諸税とチップ(払わないということも仕組み上はできるがかなりのマナー違反だと思う)は加算される。
その他の日の費用
3日目鹿児島に寄港した際の費用
項目 | 金額 | 備考 |
シャトルバス | 25ドル×2人=50ドル(約7,200) | 3歳未満無料 |
白熊 | 500円 | テイクアウト |
黒豚料理あぢもり | 9,185円 | しゃぶしゃぶコース3,300円×2 上記に加えてアルコールや白米等 |
合計 | 16,885円 |
4日目釜山に寄港した際の費用
項目 | 金額 | 備考 |
地下鉄 | 2,600W×2人=5,200W(約572) | 5歳未満無料 |
ランチ(プルコギ) | 48,000W=約5,280 | プルコギセット、ごはん、ビール2本 |
合計 | 5,852円 |
6日目秋田に寄港した際の費用
項目 | 金額 | 備考 |
シャトルバス | 25ドル×大人2人=50ドル(約7,200円)3 | 3歳未満無料 |
レンタカー | 5,150円 | 免責、チャイルドシート込み |
ランチ | 1,650円×2=3,300円 450円 | ランチプレート 子どものおにぎりセット |
なまはげ館 | 550円×2=1,100円 | 未就学児無料 |
ガソリン代 | 1,260円 | |
合計 | 18,460円 |
7日目青森に寄港した際の費用
項目 | 金額 | 備考 |
タクシー | 2,710円 1,810円 1,270円×2=2,540円 | クルーズターミナル→県立美術館 県立美術館→アウガ新鮮市場 クルーズターミナル→青森駅往復 |
県立美術館入館料 | 510円×2=1,020円 | 未就学児無料 |
ランチ | 6,750円 | 寿司とお酒 |
バス代 | 140円×2=280円 | 青森駅→沖館消防分署前 |
夕飯 | 13,000円 | お酒を含む |
合計 | 28,110円 |
上記全て合計すると 527,640円 でした。お土産や雑費を入れて多く見積もっても55万くらいだと思います。
旅コラム
旅行中に発生したエピソードや子どもの反応等々、個人的な感想はこちらにまとめています。もしよろしければご覧ください。
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