1歳になる前にディズニーシーに行った時は、まだお昼寝時間も長いし、ハイハイしかできないからベビーカーに乗ってなされるがままって感じだったなぁと、今思い出すとだいぶ楽だったと思う。
ハイハイエリアでどのアトラクションよりも楽しそうにひたすらハイハイしていた娘を思うと、今回ディズニーランドに行った時の成長ぶりは目覚ましいものがあった。
入園した後のエリアで、ミッキーのグリーティング(抽選で当たった人が会える)をやっているのを、近くの柵から羨ましそうに眺めたり、永遠にかかっているディズニーっぽい音楽に合わせて飛び跳ねながら手を叩いたり、パレードではノリノリで動いて、私もびっくりした。
なにしろ歩きたい盛りでベビーカーは拒否することが多いのが一番大変だった。
親が事前の予約時には取れなかったレストランの当日予約にてんやわんやしてる間に、娘はちゃんとミッキーから見つけてもらってハイタッチしたりもしてた。ミッキーさんよ、ありがとう。(ちなみにスタッフの方に「ここにいたらハイタッチしてもらえるよ」と言われて待っていたのであって騒いだり入ろうとしたわけではない)
9月ももはや夏といえるくらい連日暑すぎる日々が続いていたわけだけれども、たまたまこの日だけものすごい雨が朝降って、そして止んだ。それでも暑かったが、日差しがないだけマシ。
熱中症にならないグッズを色々用意していたものの、使うべきは上着とレインコートだった。天気がだいぶもってくれたからその出番も夜の数時間だけであったのは幸いだった。
親が子どものために子ども以上に一生懸命になってしまうのは無意識で起きてしまう。平日で雨の朝だったからか、キャラクターがやたらといろいろなところに出現して、その度になるべく娘を見つけてもらえる場所に移動したり、あっちやこっちや、最初の1時間だけでだいぶ疲れてしまった。
当の本人はそもそもキャラクターへの認識があまりないから、ミッキーとプーさん以外は「あなた誰?」状態。よく知っているプーさんですら、捕まえられて怖そうであった。なんだか極悪面のプーさんである。
メリーゴーランドやジャングルクルーズなど外の景色と融合するようなアトラクションは楽しめたけど、まだ室内でストーリーがあるようなアトラクションは、なんだかよくわからなくて「怖い」というのが先行してしまうようだった。
モンスターズインクのマイクを見て「かわいい!かわいい!」と言っていたから、ハマるかなと思ってモンスターズインクのアトラクションに乗ったら、怖くてほとんどしがみついて顔を隠していた。
娘は日常の生活でまだ「怖い」ということをあまり知らないように思う。ジャングルジムに平気で登るから高いところは多分まだ「怖くない」、夜寝るときに部屋を真っ暗にしても見えているかのように動き回って笑っているから暗いところも多分まだ「怖くない」。
だからモンスターズインクのアトラクションを怖いと言った娘は何を怖いと感じたのか、とても知りたいなと思う。
ありがたいことに「クラブマウスビート」というミッキーが踊りまくるショーを見ることができたし、パレードも少し遠くから見ることができた。そのどちらでも娘はジャンプして踊って、キャラクターに手を振って、届かない距離なのにエアで「ぎゅっ」と言って抱きしめたりとか、こんなにも楽しそうにするなら何度でも連れて来てあげたい、と思った。
それにしてもディズニーランドはこんなにも「攻略」を求められる施設だったっけか。混んでいるのは昔からだけど、グリーティングやショー、レストランまで全て予約や抽選で、グッズですら発売当日は買えなかったりすると聞く。今回も色々調べてどういうふうに過ごすのがいいかはかなり考えた結果だ。今はまだ娘の欲求がよくわからない(このアトラクション乗りたい、これ食べたい、欲しいが言えない)から、キャラクターにあえて音楽に乗れればいいのかな、と思ったけど、大きくなったらやりたいことをベースにどうしたら実現できるかをもった考えるのかな。まぁ嫌いじゃないが。
自分も親にたくさん連れて来てもらったなぁ。そのうち娘も友達と行くようになって、その後自分の築き上げた関係の人たちと来るようになるのかもしれない。なんかそういうディズニーランドのCMあった気がする。親と一緒に楽しんでくれるのは本当に数年だけなんだ。
帰りは退園する前からすでにベビーカーで爆睡。日帰りは体力的に無理だから宿泊したけど、ホテルについてもそのまま起きず、朝までぐっすりだった。たくさんの刺激を受けて、一体どんな夢を見るのやら。年々、競争や課金で現実感溢れるパークになっている気がするけど、やはりまだまだ夢の国だった。子どもの姿を見て、親がいろいろな夢を見させてもらえる場所でもある。また行こう。
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