2025年4月28日(月)平日だけどこの日を休みにすると4連休になる日にEXPO2025大阪・関西万博に私、夫、娘(3歳2ヵ月)と友人1名とで行ってきました。天気は曇りのち雨からの夜は曇り。来場者数は10万人でした。
【子どもの現在】
・割と歩くのが好きだけどスタミナ少ない、ベビーカー愛用中
・まだ絶賛イヤイヤ中
・食べられるものが少ない(うどん・おにぎり・シュウマイ餃子など柔らかめのお肉がメイン)
・人見知りほとんどしない、めっちゃしゃべる
・大きな音苦手、暗いところ慣れるまで怖がる
この記事では当日の動きについてまとめました。前回の続きで夕方から夜帰るまでの記録です。行ったのは住友館、大屋根リング、くら寿司、アルジェリア館、コモンズCとお土産屋でした。
子どもに合わせたパビリオンや食事を選択しているので、モデルコースとして子連れ万博の参考になれば幸いです。予約の仕方や持ち物などの事前準備に関しては別途記事にまとめています。
当日の動き
またまた前回記事同様、朝からのタイムスケジュールになります。
- 8:06夢洲駅 到着
8:30に友人と待ち合わせのため待機
- 8:38入場待機列に並ぶ(9:00入場予約)
優先レーンは遠慮した
- 9:26入場
- 9:40フランスパビリオン 入館
待機0分。ベビーカー優先レーン
- 10:00フランスパビリオン 退館
- 10:20「いのちめぐる冒険 ANIMA!」並ぶ(7日前抽選)
10:15-10:30の間に集合指示
- 10:30「いのちめぐる冒険 ANIMA!」入場
- 10:46「いのちめぐる冒険 ANIMA!」退場
- 11:02イタリアパビリオン 並ぶ(独自アプリの事前予約)
雨が降り始めてきた
- 11:17イタリアパビリオン 入館
並んでいる途中からベビーカー優先で通された
- 11:51イタリアパビリオン 退館
夫が長めに見ていたため外で待機。雨が本降りに。子どもに持参したおにぎり
- 12:30とんかつ乃ぐちでカツサンドテイクアウト
大人分のみ。待機3分
- 12:35大屋根リングの下で飲食
ここまでの移動で子どもベビーカーで就寝
- 12:47モナコ館 ワインバー列に並ぶ
列が短いと思い並んだがかなり時間がかかりこれは失敗だった
- 14:05モナコ館 ワインバーに着席
- 14:50モナコ館 ワインバーを退出
退出する際に子どもが起きた
- 15:00オランダパビリオン 入館(3日前予約)
待機0分。予約済みなので列もほぼなかったのでベビーカー優先等もなし
- 15:30オランダパビリオン 退館
- 15:45「いのちの遊び場 クラゲ館」に入館
予約不要エリアで子どもが遊ぶ
- 16:10「いのちの遊び場 クラゲ館」退館
- 16:20住友館 並ぶ(2か月前抽選)
16:20-16:40の間に集合指示
- 16:40住友館 入場
- 17:46住友館 退場
雨が止んだ
- 17:50大屋根リングに移動してあがる
- 18:15大屋根リングから降りる
西ゲート方面へ移動。ガンダムの前で写真撮ったり
- 18:30西ゲート前のJR西日本グループの公式ショップで買い物
- 18:52公式ショップを退出
- 19:00くら寿司 入店(公式アプリから予約)
- 20:26くら寿司 退店
- 20:30薬局で買い物
必要なものがあったため。子どもと友人は近くのスタンプへ
- 20:35西ゲート前のKINTETSUの公式ショップに入店
夕方は列ができていて入れなかったがこの時は列なし
- 20:45アルジェリア館 入館
スタンプ目的だったので即退館
- 20:50コモンズC館 入館
スタンプ目的でざっと回る
- 21:00西ゲートに向かう
- 21:10西ゲートから退場
- 21:16桜島駅行シャトルバス乗車(ベビーカー枠事前予約)
予約があると並んでいる列を飛ばして乗車可能
住友館
16:20から予約の「住友館」に少し早めに行きましたが、時間ぴったりにならないと案内できないとのことで少し受付前で待機しました。16:20-16:40集合の回だったのですが、特に早く行くメリットはなかったので、時間ぎりぎりに行っても問題ないかと思います。

ベビーカーでの入場は可能ですが、森の中を歩いて探検するようなパビリオンなので、狭い洞窟などのスペースには入れないと思います。それを思うと、歩ける子はベビーカーを置いて入るのがおすすめです。ベビーカー置き場は、受付を済ませた後、屋根の下にあるので、雨でも濡れることはないと思います。
中に入ると1グループ1つずつ(もしかしたら子供は一人一つもらえるかも)ランプを渡されます。そのランプを森の中の所定の場所に置くと仕掛けが動き、学びを得られます。森の中は暗めなので本当に探検している気分で子どもも楽しめたしよかったです。
探検後に全員でシアターで映像を見るのですが、ちょっと長くて子どもによっては耐えられかもと思いました。飽きたとき用のグッズなど対策は必要かもしれません、ただし映像を見る場所なので、音が出るようなものはNGです。
また、入場から退場まで約1時間必要です。全員で一緒に動くので短縮することはできません。後に続く予定を入れる際に注意が必要です。
- 待機20分(早く行き過ぎた)所要時間1時間6分(2か月前予約)
- 歩けるならベビーカーを置いていく方が楽しめる
- 終始暗いので我が子は最初は怖がった。段々慣れてきた
- 60分は必ずかかるので後に続く予定に注意
- 3歳の感想「どうぶつがいた!」
- 私の感想「これを作ったのがすごい。子どもが楽しめるのは良いが内容はちょっと薄い。絶賛されているけど、うーん、大人だけならいまいちだったかも」
- 公式の説明はこちら
ここから先は詳細を「▶続きを読む」以降に記載します。ネタバレありなので見たくない&興味ない方はスルーしてください。
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こんな感じで建物の手前で受付されて、直近の予約の人は一番奥の屋根の下、黄色看板は予約なし当日並んではいる人の列、青看板は次の回の予約の列でした。予約なし当日並びはパラソルが1つあるだけで、日よけも雨除けもできないので、ちょっときつそうです。

ちなみにこの建物に使っている木材は名古屋万博のときに植樹をした木だそうです。今回も住友館では植樹イベントがあったので、またいつか日本で万博があるときに使われるのかもしれません。

中に入るのはその回の予約者全員です。最初にスタッフの方からランプの説明があり、1グループ1つ渡されます。次の部屋に全員で行き、館内での注意事項を含めた5分くらいのコンセプトムービーを見ます。ここでは椅子はありません。
次の部屋に全員で進み、3つのつながった画面で嵐が来て動物が去っていき、雨が降ったから自然が再生する、というような短めの映像を見ます。ここが結構暗くて、我が子は最初怖がっていました。ここも椅子はないので少し疲れます。いよいよ森へ行き、各自自由に動けるようになります。

音も含めて本物の森の中のようで、洞窟があったり、洞穴があったり、霧がかっていたり、いろいろなところに動物の姿や足跡も見つけることができます。仕掛けは全部で10個あるらしいですが、結構難しくて半分くらいしか見つけられませんでした。

一つ難点なのが、全員が同じ仕掛けを探してしまうので、わかりやすいところにある仕掛けは人が殺到して並ぶことです。並んでいると前にやっている人のが見えてしまうので、ちょっと興ざめします。映像の仕掛けの場合は同じところでもバリエーションがいくつかある気がしました。
探索は大体15分くらいで終わり、森に嵐がやってきます。ランプがそれぞれ別の3種類の色に光るので、同じ色の人同士で別々の洞窟に入ります。この演出はとても面白かったですが、行先は全員同じです。
探索の最後の部屋ではマザーツリーと言われる木に全員が自分のランプをかけて、1人1人とまた会おうという約束をします。探索はそれで終わりです。子どもは最初は暗いので怖がっていましたが、いろいろな動物を見つけたりして最終的には楽しそうでした。

この後全員でシアタールームのようなところに移動して座って映像を見ます。これが結構長く15分くらいはあると思います。内容は冒頭の内容とほぼ同じで嵐が来て森が壊れてもまた再生する、という話です。映像の途中に舞台の上に実際の人間が出てきて踊ったりして、びっくりしました。同行した大人2名は爆睡でした…子どもはなぜか最初から最後までしっかり見ていたのが不思議でした。
シアタールームを出ると森のエリアの模型があり「こうなってたんだ」とわかるようになっています。仕掛けのある場所も絵で示されていて「こんなに広かったっけ?」と思うくらい、ちゃんと探索できていなかったなと思いました。

映像が多く伝えたい内容は繰り返しだったので大人にはちょっと簡単すぎて長く感じました。子どもはアトラクション的な楽しみができたので良かったと思います。建物を出ると入り口とは違う場所なので、ベビーカーを置いてきた方は入り口に戻って回収してください。
大屋根リング
住友館を出ると雨がやんでいたので大屋根リングに登りました。やはりこの大屋根リングは本当にすごくて、木が組んである姿を見るだけで感動的でした。こんな建造物は他にはないと思うので、一度は訪れることをお勧めします。

ベビーカーの場合はエレベーターで昇ることになります。エレベーターの場所は地図には書いてあります。

上のほうは2層になっていて、一番上までは遠すぎたので登らなかったのですが、時間があれば行ってみたいところです。ちょうど夕焼けが見えてすごく良かったです。


くら寿司を予約してあったので、ここからゆっくり歩いて西ゲート方面へ向かいました。西ゲート側の大屋根リングは夕日が本当にきれいで、見るために登っている人もかなりいました。

くら寿司
予約方法
子どもが食べられるものが少ないため絶対間違いない「くら寿司」を事前に予約ました。アプリから通常15日前から予約できます(らしいが、現在1か月前予約に変わったらしい)。
1つのアプリから1つ予約しかできないため、昼も夜も行きたい場合は2端末必要になります。我が家は万博の人気が高まる前に予約をしたため、余裕で予約ができましたが、現在はかなり混みあっているらしいです。
ちなみにくら寿司は予約時間から30分遅れるとキャンセル扱いになります。東側から西の端まで行ったのでかなり遠かったです。

ちなみにこの地図のミャクミャクが指さしているあたりや、くら寿司の斜め前あたりに複数の飲食店がありますが、ここはほぼ人がいませんでした。「万博っぽいもの食べたい」ということでは無ければ、こういう場所もありだなと思います。カレー、おにぎり、カフェ系と種類もいろいろでした。
お店の様子
いたって普通のくら寿司でした。史上最多の338席、回転ベルトが最長らしいですが、ボックスシートの区切りで全体は良く把握できませんでした。受付も予約番号を機械に入力するだけで、通常店舗と同様です。

子ども用の取り付け椅子と、おむつ替えができるトイレもありました。
70か国の料理を実食レビュー
70か国の料理が食べられるということを売りにしています。全部かはわかりませんが、通常メニューも多くありました。
せっかく来たので70か国のメニューから主に食べました。一律320円となっています。おかず系が多く、少量ずつなので、結局ごはんも食べたくなり普通の寿司も少しだけ食べました。我が子は大好きなうどんとたまご(通常メニュー)が食べられて大満足でした。
自分が食べたものは「サンバルウダン」(マレーシア)。マレーシア風エビチリ。揚げた海老にチリソースがかかっていて美味しかったけど、どこかで食べられそうな味ではありました。

「マケロ」(カメルーン)魚にとうがらしとにんにくの味付け。日本にはない味付けで美味しかった。おすすめ

「セビーチェ」(ペルー)魚のマリネ。これは現地でも食べたことがあり大好きなので頼んだ。日本にはない味付けで美味しい。おすすめ

「ペスカド・コン・ココ」(ドミニカ)。白身魚のから揚げココナッツソースがけ。ソースがちょっと変わっている、普通に美味しい。

「ミスティ」(バングラデシュ)。甘いシロップがかかったドーナツ。シロップがあまりかかってなくてぱさっとした家庭で作ったドーナツという感じ。

まずいものはなかったけど、美味しいものと、普通だなと思うものがありました(当たり前)。
もともとくら寿司をはじめとする回転寿司は魚系の原価率が高いことが特徴で、回転が早いことと、子連れが来ることで子連れが頼む原価率が低い料理で全体の原価率を下げて・・など客層と全体の商品の売れ行きを見てバランスがとられている飲食店です。
今回の70か国の料理は初めて提供するし、原価率が高い・低いまではわかりませんが、客層も異なるし、売れ行きも未知数なものです。いつもの前提と異なる状態で、万博という特別な場所に出すために一皿320円という金額内に収めるなど、いろいろな企業努力を感じられて、行ってよかったと思いました。
何より子どもがいつもと同じものを食べられたという安心感と、ボックスシートが周りをみえないように設置されていて、家族と友達だけでゆっくり過ごせたのもよかったです。かなり疲れていたので、ゆっくり飲み食いしてここに1時間半くらいいました。
70か国の料理から選ぶときの注意
一緒に食べた人のほかのメニューなども見て思ったこと。
- ドーナツ系には期待薄
一口サイズのドーナツだけで4種類ありますがおそらく同じドーナツにシロップ等のかけるものを変えただけです。ドーナツ自体もパサっとしているのであまりお勧めはしません。 - コーヒーゼリーとヨーグルト系も期待薄
メニューは違えど使われているドーナツが同じということを踏まえると「この2つも同じだろうね」となって注文は避けました。 - やっぱり魚系の料理が美味しい
寿司屋だからなのか肉系よりも魚系の料理のほうが美味しかったです。 - 聞いたことない、見たことない料理のほうが意外と美味しい
「これなんだろう?」と思って頼んだものこそ美味しかったです。知っている料理は期待値が上がってしまうのもあると思います。せっかくなので普段食べないような料理を頼むと食事の席も盛り上がりました。
ビッくらポン
通常と同様にビッくらポンもあり、1つ当たりました。景品は特に万博らしいものではありませんでした。後で調べてみたところ、他店舗と違うのは、カプセルがプラスティックではなく環境に配慮して紙製だそうです。

アルジェリア館

くら寿司を出て、最後は子どものためのスタンプタイムになりました。
アルジェリア館はもスタンプ目的で入りました。半分くらいのパビリオンがクローズしていましたが、最後まで外で人が呼び込みをしていました。
内容は普通の国に関する展示で、時間がなくほぼ見られず。出口付近でみんなの願いを書きましょう、というコーナーで少し書いてから出ました。ほとんどが平和への願いだったのが印象的です。
コモンズC館

コモンズC館にはイスラエル、ウクライナと戦争中の2か国があり興味深かったのですが時間がなくてさらっと見るだけでした。中にいるときから、スタッフの方から「もうすぐ閉館です」というアナウンスがあり、本当にスタンプだけ押して出ました。コモンズに時間をかけてじっくり見るのはよさそうです。
他にはウルグアイ、ガボン、グアテマラ、クロアチア、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、パナマ、モンテネグロがコモンズC館には出展しています。

西ゲートから退場

この日は風が強くてドローンショーがありませんでした。21時10分ごろに西ゲートから退場しました。
東ゲートは駅まで長く歩く必要がある、電車が止まると立ち往生する、混んでいる電車にベビーカーごと乗るのが大変そう、という理由で西ゲートにしました。
JR桜島駅行のシャトルバスを事前にKansai Maasから予約済みだったので、来たバスにすぐ乗れました。この日はバスに乗るための列は少しありましたが、1台待てば乗れるくらいの人数でした。
ベビーカーを畳まずに乗車する場合は「車いす乗車券」を購入する必要があります。21時だと子どもが寝ている可能性があり、畳むのが難しそうだったので事前に購入しました。公式サイトの説明にも「車いす乗車券は、車いす・ベビーカーをお使いの方のための乗車券です」と書いてあります。
特にベビーカーで来場している方は事前の予約をお勧めします。待たずにベビーカーのまま乗車可能です。
年齢にかかわらずおとな、こども、車いす(ベビーカー)一律350円です。予約している場合は、乗車時にチケットのチェックがあり、降りた後に改札でチケット読み込み(支払は事前に済み)です。
お土産
18:30ごろ西ゲートのKINTETSU公式ショップに行くとかなり長い列ができていて入るのを諦めましたが、20:30ごろ再訪すると列はなく入れました。それでもかなり人が多く、ベビーカーで入るのは難しいです。皆ほしいものを確保するために殺気立っています。
同じく18:30ごろ西ゲートのJR西日本グループの公式ショップは列もなくすぐに入れました。混雑具合はこちらも同様なので、ベビーカー連れの方は外に置くか、同行者がいれば見てもらうなどした方が安全です。
我が家は前日から大阪にいたので心斎橋PARCOの公式ショップで事前にいろいろ購入していました。絶対欲しいものがあるわけではなかったため、ミャクミャクグッズ何か欲しいなぁ、くらいのノリなら事前か事後に場外の公式ショップで購入するのも良さそうです。
場外公式ショップのリストはこちら
心斎橋PARCOオフィシャルストア

2025年4月に行った時にはやや混みくらいでしたが、余裕をもって商品を見ることができました。実際に万博に行くと、どの店でどのお土産が売っているのか分かりにくいため、ここで売っていたものと再度巡り合うことはありませんでした。
現地で購入して荷物になるのも嫌だったので、バラマキ系お土産とミャクミャクグッズはこちらで購入しました。


チョコレートクランチと、もちまろ菓というお菓子を買って帰りました。万博内にもバラマキ系のお菓子はたくさん売っていました。この商品があったかどうかはわかりません。
おすすめのお土産
まず、我が家はこんなものを買いました。


頼まれたものも入っていますが、靴下やハンカチは結構種類もあって可愛くてつい買ってしまいました。ミャクミャクのぬいぐるみかフィギュアを欲しいと思っている方へのおすすめは、ミャクミャクポーチ付きキャンディです(写真2枚目右側)。
万博会場内の西ゲート西日本グループの公式ショップで購入。2200円とぬいぐるみなどに比べて安価で、大量に売られていたので争奪戦でもなく、自立するししっかり立体感があって、かなり出来がいいです。



スタンプパスポートと専用のネックピースは事前にネットショップで購入しました。万博会場内で売り切れていたミャクミャクの金平糖は伊丹空港に大量に売っていました(2025年4月時点)。
ネットショップは10,000円以上購入すると送料無料なので、当日お土産に時間を使いたくない場合や身に着けていきたいものなどある場合は事前購入がおすすめです。